脱力の反対軸にあるのが「入力」で、力を入れている状態の事をここでは指します。
もしあなたが常に入力していると、どうなるでしょうか?固まり、動きづらくなります。そのまま入力し続けると、壊れてしまいます。
入力後の素早い脱力、不必要な部位の脱力は、演奏の寿命を伸ばします。
何よりも大切なのは、脱力した身体からは、伸びやかな美しい音が生まれるということです。そして、楽に弾けるようになれるのです。楽に弾ける=練習が少なくて済む=効率的な練習ができる。こうなったら嬉しいですか?
ショパンは『頭の先から足の先まで柔軟に保つこと』と言っています。力まない自由な身体は、思うように音楽を表現するためには、必要不可欠なのです。
さまざまな不具合が起きます。
- 肩が凝る、腰が辛い、首が痛い
- 肘や手首を痛める
- 身体が疲れる
- 音が伸びない、音が響かない
- 音色の変化に乏しい
- フレージングが上手くいかない
- アーティキュレーションが上手くできない
- 表現力が足りない
- 本番で緊張すると身体まで固まってしまう などなど。
テクニック面、表現力、精神面、体力面で効果を発揮し、こうしたお悩みを解決に導くことができるのが
「ピアノ脱力法メソッド」です。
ピアノ脱力法メソッドなら、上達するために必要な以下の能力が手に入ります。
脱力への一つ一つの過程を、適切な順番で習得していくことができます。
習得した基礎を元に、自分自身で応用していく力が身についていきます。
今まで無理と諦めていたことを、自ら打破していくことが可能になります。
このように、自分自身の身体と対話ができ、常に向上するための基礎力定着を可能にするのがピアノ脱力法メソッドの強みです。

メソッド開発者大嶋聡子
次回は、ピアノ演奏における脱力の重要な3要素についてお話します。